これから暑くなるこの時期、ホームセンターへ行くとたくさんの野菜の苗が販売されていますね。やってみたいけれど、何から始めればいいかわからないという方におすすめの野菜があります。
それは、ミニトマトです。
そこそこの大きさのプランターと土、支柱があれば夏には毎日ミニトマトが取り放題になります。ポイントさえ抑えてしまえばあとは簡単!
ぜひ一緒にたくさんのミニトマトを収穫しましょう(^^)
その1・苗選び
ホームセンターに並んだたくさんの野菜の苗…どれを買えばいいかわからないですよね。
初めてミニトマトを育てる人が買うべき苗は次のような苗です。
- 接木苗であること
- 虫食いや病気になっていない健康な苗
- 花が1〜2個咲いている
接木苗は、病気に強いと言われています。普通の苗よりも割高で1個300円前後するのですが、途中で失敗すると悲しくなってしまうので、まずは接木苗で練習するのがいいと思います。
そして葉と葉の間隔が短くて、ずんぐりむっくりした苗が健康な苗です。背の高いスタイルの良い苗ではなく中肉中背な苗を選んでください笑
ミニトマトは最初の花が実になることが成功の第一歩と言われている野菜です。逆算すると、花がきちんと咲いていることが重要になります。すでに花が咲いている苗は、限りなく成功に近い苗と言えるのです!
品種にこだわらなくていいの?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。確かに品種によって病気になりやすい、育てやすいなどの違いはあります。しかし、収穫したトマトを食べるのは自分たちです。好みのミニトマトを選んだ方が収穫してからの楽しみ方も広がりますよ(^^)
我が家のパパ梨は皮が分厚いミニトマトが苦手。こどもたちは生で食べるトマトであれば特にこだわりがないので、皮のうすめなミニトマトを選んでみました。
デルモンテの接木「うす肌トマト」という品種です。
CMV予防接種苗について
よく見たら、購入した苗に「CMV予防接種苗」と書かれていました。なんじゃそら、ということで調べてみました。
CMV予防接種苗とは、弱毒性のキュウリモザイクウィルス(CMV)の予防接種をした病気に強い苗です。
https://delmonteagri.co.jp/lineup/vaccine/index.html
接木苗というだけでも病気になりにくい、と言われているのに、さらに予防接種も済ませているなんて、初めてミニトマトを栽培する人には安心ですね。
その2・支柱を立てて上へ上へと伸ばす
ミニトマトの苗を植えたら、5cmほど離したところに支柱を立てます。成長しても同じ向きに花が咲くので、花が咲いている苗なら、花が外側にくるように支柱の位置を決めると収穫が楽になります。わたしたちは今回レンタルファームにミニトマトを植えて、210cmの支柱を立てています。
支柱の立て方は下の手順を参考にしてください。
▼用意したもの▼
- 210cm (外径20mm)のイボ支柱7本
- 75cm(外径8mm)のイボ支柱2本(2本縦に結んで120cmほどにして横に使用)
- 紐
▼支柱を立てる手順▼
- 210cmの支柱をミニトマトを植える場所に立てる(今回は3本を50cm間隔で)
- その両端の支柱を支えるように2本の支柱を合掌させ、3本を交差させて紐で結ぶ
- 3本交差した部分の上に1本支柱を横に通して、それぞれの支柱を交差させる
支柱を立てたら、ミニトマトの茎と支柱を紐で結んでいきます。最初は細い茎でも徐々に成長していくにつれて、根本の茎は直径2cmほどまで成長します。なので根元は少しゆるめに結んだ方が良いです。
そして、大きくなったら苗の上の方を支柱と結び、また大きくなったらさらに上の方を支柱と結ぶを繰り返して、どんどん上へ上へと伸ばしていきます。
プランターで育てる場合でも結構背が高くなるので、高い支柱が立てられるなら高めのものがおすすめです。去年は120cmほどの支柱を立ててプランターでミニトマトを育てていましたが、すぐに上まで到達してしまいました。
その3・脇芽をこまめに摘む
成長していくと真ん中の太い茎から葉が出てきます。さらにその茎と葉の間から、ちょこんと小さな葉が出てきます。これが脇芽です。
基本的なミニトマトの育て方は、「脇芽を摘んで、主の茎1本で上へ育てる」です。脇芽を放置していると、すごい勢いで大きく成長します。気づくと、どれが真ん中の主の茎でどれが脇芽からの茎なのかわからなくなるほど成長が早いのです。
脇芽を摘んでおかないと、勢いのある脇芽の成長に栄養がいってしまってミニトマトがならなかったり、あっちこっちに脇芽だらけのお化けミニトマトになってしまいます。
ミニトマトはわりと簡単に育つので、脇芽を放置してお化けになってもそこそこ収穫できることも多いです。脇芽を上手に育てて収穫量を増やす方法もあるのですが、管理が一気に大変になるのでレベル1のうちは脇芽は摘んで真ん中の主茎だけを伸ばしていきましょう。
簡単すぎるミニトマト栽培で家庭菜園デビュー
ミニトマトは苗を植えたばかりの頃は、しなっとしてほとんど成長しなくて「もしかして枯れた?」と思うこともあるかと思いますが、ある時を境に一気に成長します。
気づくと一気にお化けミニトマト予備軍になっていることも^^;慣れるまではどれが脇芽がわからないかもしれません。もし脇芽じゃない方の茎を切ってしまったとしてもたいてい大丈夫です。今まで脇芽として脇役だった茎が、主役交代と言わんばかりに主茎となって成長してくれます。
遠慮せず、でもよく観察しつつ脇芽っぽいものは摘んでいきましょう。たまに間違ったとしても、すぐ他が成長してくれるので安心して作業していきましょう。
脇芽かわからないからこのまま放っておこう、なんて思っていると脇芽から花が咲いて実がなってしまうことがあります。そうなると、「せっかく花も咲いて実がなったのにもったいなくて摘めないT^T」となって、お化けミニトマトまっしぐら〜。
上へ上へと伸ばすことを意識して、すっきりと整頓されたミニトマトの苗ができれば収穫作業も楽ですし、甘くて大きいミニトマトを収穫できます。
苗を植え付けたあとは
- 支柱を立てる
- 脇芽を摘む
- 上へ上へと伸ばす
を意識して一緒にたくさんの甘いミニトマトを収穫しましょう!
▼ミニトマト栽培の基本はコチラ▼
▼脇芽から苗を作って、袋栽培に挑戦▼
コメント