図書館は利用しますか?我が家の長女は本が大好きなので、長期休みに入るとよく通っていました。
また、夏休みには毎年「図書館を使った調べる学習コンクール」(通称・調べ学習)に取り組んでおり、特に夏の利用頻度が高くなっています。
調べ学習は、わたしたちの住んでいる市では小学校から力を入れており、中学校へ行くとマストの宿題となっています。
小学校の授業では「図書」の時間が週に1回あり、朝読書という時間も設けられています。「図書に力を入れている」ということを学校説明会でもお話しされていました。
しかし…小学校の図書室にある本や市の中央図書館にある本は、お世辞にも綺麗とは言いがたい本ばかり。色褪せて、背表紙がなくテープなどで補強してある本も数多くあります。
そして、本を開くとカビくさい…図書館の中にいると気づかないのですが、家に帰って開くと「うっ」と感じることがありました。
「力を入れていると言ってもこれかぁ」と感じてしまったのが正直なところです。
本が好きな長女には、もっと自由に気軽にたくさんの本に触れてほしい。
そう感じて色々調べた結果、実は田舎に住んでいても(都会の)大きな図書館で本を借りられることがわかったのです。
田舎暮らしでも都会の大きな図書館で本を借りる方法やオンライン図書館などを紹介していきます。
本が大好き!もしくはこどもにたくさん本を読んでもらいたい!そんな方はぜひ最後までご覧ください。
\本が好き!でも読む時間がない人におすすめ/
図書館の貸出カードを発行してもらうには?
基本的に図書館に入館すること自体は、制限がない場合がほとんどです。また、その場で本を読んだり、雑誌を眺めることもできます。
しかし、『本を借りる』ことには条件がある場合があります。
例えばわたしが住んでいる市の図書館だと、貸出カードを作るには以下のような条件がありました。
そこで、わたしたちが目をつけたのが『在勤』です。市内に住んでいなくても、市内で働いている場合は、図書館の貸出カードを発行してもらえるのです。
港区立図書館の貸出カードの発行方法
夫は、出張をメインとした仕事ですが、会社自体は東京都港区にあります。そのため、港区在勤ということで、港区立図書館の貸出カード(港区立図書館カード)を作ることができます。
ちなみに、東京23区在勤の場合、所在のある区だけでなく東京23区内全ての図書館で貸出カードを発行することが可能です。
利用登録条件や必要書類は、港区立図書館のホームページを参考にし、一部以下に記録しておきます。
- 利用登録できる方
- 東京23区内在住・在学・在勤
- 在勤の場合の必要書類
- 住所が確認できる本人確認書類
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 健康保険証など
- 在勤が確認できる証明書
- 社員証
- 在勤証明書など
- 住所が確認できる本人確認書類
〈参考〉港区立図書館 利用登録・更新
また、図書館に書類を持参して発行する以外に、港区立図書館では、郵送で申請することも可能でした。
図書館カードの有効期限は発行から2年で、更新の際には同様の書類が必要になります。
さらに、港区図書館では電子図書館のサービスがあり、オンライン上で本を借りて読むことができます。
仕事帰りに立ち寄って本が借りられる
普段、夫は2週間に1回くらいの頻度で会社へ行きます。図書館の本の貸出期間は2週間。
ちょうどぴったり!
ということで、本が大好きな長女のために、出社した際には本をたくさん借りてきてくれます。
港区立図書館では、一度に15冊借りられるのですが、MAXの15冊近く借りて帰ってくることもしばしば。仕事のカバンより図書のカバンの方が重たいようです笑。
会社から最寄りの港区立図書館までは少し距離があるようですが、そこは20時まで開館しています。仕事帰りにも立ち寄れるのはありがたいですね。
実際に、港区立図書館へ行ってみた
ある休日、家族みんなで港区立図書館へ行ってみようかという話になり、実際に行ってきました。
とても綺麗で、とても広かったです!そして、置いてある本はもちろん綺麗で、本の数も多い。
児童コーナーには、読み聞かせできる広いスペースがあり、授乳室も完備。絵本も充実。
とても居心地の良い場所でした。
そして、新しいビルだからかもしれませんが、明るかったです。窓から光も入っていました。
ただ、我が家の車。屋根にキャリアを積んでおり、高さ2.3メートル以下の駐車場には入れません。
立体の駐車場や機械式の駐車場にはほぼ入れないので、平置きの駐車場を探します。都会のど真ん中・港区には平置きの駐車場がとても少なかったです。
図書館近辺に着いてから、駐車場探すだけで45分程度かかりました笑。
他にも利用できる図書館はたくさんある!
他にも利用できる図書館はたくさんあります。
たとえば港区立図書館は、東京23区在住・在学・在勤でないと貸出はできませんが、千代田区立図書館は、日本全国どこに住んでいても貸出カードを作れます。
また、住んでいる市町村だけでなく、都道府県の図書館を利用することもできます。わたしたちの場合は千葉県に住んでいるので、千葉県立図書館でも本を借りられるのです。
他にも、自治体によって、「隣接している自治体の方は利用可能」ということもあります。
借りた本を返す手間を考えると、あまりに遠い図書館は利用しにくいですが、意外と利用できる図書館はたくさんあるのです。
こどもが高校生や大学生になって県外へ出るようになったら、さらに活用できる図書館が増えそうです。
オンライン図書館というサービスも
パソコンやタブレットの扱いに慣れている子なら、オンライン図書館というサービスもあります。
画面上で本が借りられて、画面上で読むことができます。
港区立図書館は、「電子図書館」という名前でこのサービスを提供しています。
図書館で実際に本を貸出できるカードは東京23区内に在住・在学・在勤であれば作れます。電子図書館の場合は、東京港区に在住・在学・在勤の方と少し制限がかかります。
〈参考〉港区電子図書館
一度に5冊まで借りられて、2週間経つと自動で返却もしてくれます。また、読み終わった時にその場で返却をすれば、さらに本を借りることも可能です。
タブレット上なので「借りる・返す」という感覚ではなく、『その本を自由に閲覧できる期間が2週間』といったイメージが近いかもしれません。
電子図書館では、実際に蔵書している本の数より断然少ないでしょうが、十分すぎるくらい楽しめます。
オンライン図書館サービスを提供している図書館自体はまだ少ないと思いますが、もし自分が利用できる図書館でオンラインサービスがあればぜひ活用してみてください。
これなら本がボロボロとか、カビくさいということがないですし、「返しに行く」「借りに行く」という手間がなくお手軽です。
田舎に住んでいても方法はある!
都会は便利です。少し歩けばなんでもありますね。
港区のようにお金がある自治体は、図書館などに使える予算がたくさん確保されているでしょう。学校もたくさんあり、塾もたくさんあります。
ですが、いいものがたくさんあるということは、悪いものもたくさんあるのも事実です。
田舎暮らしはとても快適で、広々としています。時の流れが穏やかで、のどかです。
「都会だからできる、田舎だからできない」という差が徐々になくなってきているように感じます。
何も知らなければ、市の図書館の本にがっかりして終わるだけでした。しかし、調べれば都会の大きな図書館の本を借りられることがわかりました。
さらにオンライン図書館のようなサービスをうまく活用すれば、自宅にいながら自分のペースで自分の読みたい本をサクッと探せます。しかも無料です。
もし自分の住んでいる図書館に不満があるという方は、日本全国誰でも利用できる千代田区立図書館のような図書館を探してみるのもひとつの手です。
夫が他の都道府県に勤めている、家族が隣の市町村の学校に通っている、そんな方も使える図書館の幅が広がります。ぜひ一度探してみてくださいね。
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