我が家のキッチンはアイランドキッチンです。また、開放感のあるキッチンが良かったので、天井からの吊り戸棚などもありません。
わたしが見てきたおうちの中で、最も収納力の少ないキッチンだと思います笑。
そのため、食器やキッチンツール、調理器具の数はかなり厳選しています。6人家族ですが、食器の数は本当に少ないと自負しています。
そんな我が家のキッチンですが、最近シンクの下にある引き出しがすっちゃかめっちゃかになっていました。ここはキッチンの中で最も開けにくい場所。
そのため、使う頻度の少ない食器や最近使っていない食器などをポイポイいれていました。そして、いざ取り出す時には何かを出さないと取り出せない状態にT^T
こうなってはいくら登場回数の少ない食器たちとはいえ、ものすごく不便でした。そこで、この引き出しに入っている食器たちを断捨離していきます。
\キッチンをまるっと片付けたい人へ/
食器を捨てる基準とは?
食器を捨てるのはかなり難しいと実感しています。わたしはわりと何でもポイポイ捨ててしまうタイプですが、食器だけは捨てるのにかなりの時間を要しました。
- 1年間以上使っていない
- 使い勝手が悪い
- 好きになれない
上記の3つに当てはまる食器は基本的に手放してOKな食器です。過去1年使わなかった食器は、この先1年もほぼ使いません笑。
また、何を入れるにも中途半端な食器ってありませんか?
「取り皿にするには大きいけれど、大皿料理を盛るにはちょっと小さい」
「2人暮らしの時は良かったけれど、6人家族になったらお蔵入り」
探すとこんな食器もたくさん出てくると思います。
最後は、好きになれないお皿。いただきものやブランドの食器など、好きじゃなくても持っているものってありますよね。
洗いにくい、色や柄が微妙、他の食器と重ねられないなど、好きになれない理由は様々です。このような食器は使っても楽しくならないので処分を検討しましょう。
食器を手放す効果的な方法
ここでは、ずっと捨てられなかった食器を手放した効果的な方法を3つ紹介していきます。
使っている食器だけを残す
最も簡単でわかりやすい方法は、「現状使っている食器だけを残す」方法です。
使う頻度がものすごく少ないものもあるかもしれません。しかし、「使う」ことが明確な食器は残します。
たとえば、
「月に1回の焼き鳥パーティーで使う」
「2ヶ月に1回くらい、グラタンを作る時にはこのお皿」
「1年に2〜3回、親戚が泊まりにきた時に使う」
頻度の多い少ないはさておき、「確実に使う時がくる」食器は残します。そうやって見ていくと選ばれなかった食器が出てきます。
それらは「使う」ことが明確に定まっていない食器といえます。
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ゴミ出しの前日に食器を選別する
食器を捨てにくくしている原因のひとつに、ゴミ出しの煩わしさが挙げられます。可燃ゴミであれば毎日、週3回というように捨てられます。
しかし、食器は多くの自治体で「不燃ゴミ」扱いではないでしょうか。プラスチックのお皿だと資源ごみだったりもするのかな。
ゴミの回収頻度が少ない、指定のゴミ袋が埋まらず捨てるのを躊躇してしまうなどの理由も考えられます。重たい、持っていく途中で割れないか心配という声もあると思います。
食器の処分を一気に行えば、多くの食器を手放せるかもしれません。ゴミ袋にまだゆとりがあれば、ずっと処分できなかった他のものも一緒に処分できます。
家中になんとなく捨てずにたまってしまった不燃ゴミ(うちだけかな…)も合わせて手放せれば、気持ちもすっきりするはずです。
「まだ使える」「もったいない」を封印する
最後は意識の問題ですが、食器を捨てられない最大の原因は「まだ使える」と「もったいない」だと考えています。
食器は割れなければ、いつまでも使えます。まだ使えるのに捨てるのはもったいないと感じてしまうのは、当たり前の感情です。
実際、わたしの実家はたくさんの食器を所有しています。わたしや弟が離乳食の時に使っていたお椀や幼稚園で使っていたスプーンなどが、当たり前のように取ってあります。
実際、わたしたちが帰省した際にはこどもたちが使っているのでありがたいのですが。そんなふうに何十年も同じ食器を使っています。
「多少欠けても、完全に割れていなければまだ使える」
両親はそんな人たちです。
わたしが小学生のころ、部屋の片付けをしていてゴミとして捨てたノートは、「まだ使えるページがある」と戻されました。
短くなった鉛筆を捨てれば「つなげればまだ使える」と2本をセロテープで繋げされられたりしていました。
今振り返れば割と裕福な家庭の部類だったと思いますが、小さい頃はずっと「うちは貧乏なんだ」と思っていました笑。
何か捨てる時にどうしても出てくるのは「まだ使えるのにもったいない」という言葉です。
確かにまだ使えます。捨てたらもったいないのもわかります。しかし、
捨てる時にもったいないという言葉が出てきたら「じゃあ、これは使っているの?」と再度問いかけてみてください。
それでも「どうしても捨てられない…」そんな時の解決策は、この後紹介しますね。
食器を3つに分類する
では、シンク下の引き出しにしまわれていた食器たちを断捨離していきます。
今回、ここにしまっていた食器は3つのグループに分類します。
- 頻度に違いがあれど「使っている」(黄)
- 頻度が極端に少ないが「使うことがある」(青)
- 使っていない(赤)
グラタン皿、炉ばた焼き器炙りや(焼き鳥や庭でのバーベキュー用)、スープ用のコップなどは、①の使っている食器です。
今までこの引き出しには「来客用」のお茶碗やお箸を入れていました。また、来客がないと使わないような大きなお皿などもあります。
我が家には普段急な来客はありません。1ヶ月以上前から「この日に泊まりにいくね」「この日にうちでパーティーしよう」とあらかじめわかっています。
前もって「この日に使う」とわかっている食器はここになくても良いと感じました。というわけで来客用の食器などは、②。
2階のゆとりがあるクローゼットへ移動することにしました。
そして残ったのが③の使っていない食器です。③に分類されたものは基本的には手放すことをおすすめします。
どうしても捨てられない食器は?
- 使っている
- 使うことがある
- 使っていない
リストのように分けた結果、③のグループに入った食器は基本的には手放して問題ない食器です。
しかし、どうしても捨てられない…そんな食器も出てくると思います。
その場合は、見えないところにしまっておきましょう。ダンボールや紙袋などに入れて保管しておけばOK。ただし割れ物なので取り扱いや保管場所には注意が必要です。
1年後でも半年後でもOKです。
使う食器であれば、この期間内に取り出すはずです。保管期限まで触らず、存在すら忘れているようなら保管期限すぎてから改めて決断をすればよいと思います。
「捨てる」ことは片付けにおいて大切なことだと実感していますが、捨てることがゴールではありません。
捨てた結果、引き出しの中がすっきりして取り出しやすくなったことがゴールです。
どうしても捨てることに抵抗がある場合は、引き出しの使い方を見直したり、引き出しの中から出して別の場所で保管することも検討してくださいね。
使わない食器を整理した結果…
今回の引き出しは、シンク下。そして1番下、足元にある高さ22cmほどのスペースです。
この引き出しを開けたい時に誰かがシンクで作業している場合は、よけてもらうか作業が終わるのも待つ必要があります。
そのため、使う頻度が少ないものをどんどん放り込んでいました。その結果、「何を出すにも何かが邪魔で取り出せない状態」になってしまいました。
開ける頻度の少ない引き出しとはいえ、地味に不便でした。
それが、来客用の食器をひとまとめに別の場所へ移し、使っていない食器を処分した結果、ワンアクションで全てのものが取り出せるようになりました。
家族が変われば、使わない食器が出てくるのは自然なこと
我が家は基本的には和食が中心、朝はパンよりご飯派です。
今まで当たり前のようにお茶碗、汁椀、メインのおかずのお皿、たまに小皿というように、ひとりで3〜4個の食器を朝晩と使っていました。
食洗機の中は様々な食器で溢れかえっていました。中には食洗機の中でうまく立たない食器もあります。食洗機に入れるだけとはいえ、かなりの時間を要していました。
最近、そのような食器使いをやめてワンプレートに移行しています。これだけで使う食器の数が今までの3〜4個から2個に減ります。
プレートだと食洗機の中できちんと立てることができて、地味なストレスもなくなりました。
家族の形が変われば食生活も変わります。こどもが大きくなれば、作る料理のジャンルも変わっていきます。
食器だけ変わらないのはどこかに不便が生じてきます。ライフスタイルによって、今まで使っていた食器でももう使わなくなることは自然なことだと、心が理解できました。
その結果、ようやく使っていなかった食器を処分する決断に至りました。
洋服はばんばん処分できても、食器は捨てられないという人ってきっとわたしだけではないはず。
しかし、使っていない食器ときちんと向き合って処分した結果、ワンアクションで出し入れしやすい快適な引き出しをGETできました。
- 食器がたくさんあって困っている
- 他のおうちと比べて食器が多すぎるかも
- 何年も使っていない食器が眠っている
そんな方は、まずは全部食器を全部出してみてください。そして、「使っている」食器だけ戻してみましょう。それだけで、すっきりと片付いた引き出しや食器棚がGETできるはずです。
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