家庭菜園をされている方にとって、
3月は夏野菜の準備の時です。
例えば、種から苗を作ったり、育てたい野菜をイメージして土づくりをします。
わたしたちの畑では、もうすぐ3回目の夏野菜の植え付けを始めます。何を育てようと考えた時にふと思いついたのが長芋です。
- 新しい野菜に挑戦したい
- 珍しい野菜ではなく定番の野菜を作りたい
- たくさん収穫できても消費できるもの
こんなところから今回は長芋を選定しました。義両親も畑をやっているので、そこと被らないというのも大きなポイントです。
今回はそんな長芋栽培の最初の2ステップを紹介しますので、長芋栽培に興味のある方はぜひ最後までご覧くださいね。
種芋を用意する
長芋はじゃがいものように、
種芋を植えることで育つような野菜です。
種芋ってなに?と思う方もいらっしゃると思います。種芋は、お芋そのものです。
簡単に言うと、お芋そのものが種となるということです。例えば、じゃがいもを植えたとします。すると、根が伸び葉が伸び、花が咲き…やがて地中にはじゃがいもができます。
長芋も同じ原理で、長芋を埋めておくと長芋ができるのです。
種芋の購入方法は2通りあります。
ホームセンターでは、2〜3月頃に長芋の種芋が販売されます。ただし、じゃがいもがメインで販売されるので、長芋は探さないと見つかりませんが笑。
ホームセンターで購入できなかった場合や自分で作ってみたい場合は、スーパーで長芋を買ってきます。
\我が家の定番おかず/
スーパーで買った長芋を種芋として使うための準備作業
スーパーでは長芋はよく真空パックに入った状態で売られています。我が家の最寄りのスーパーだと68円(税抜)/100gで売られているのをよく見かけます。
特に長女が長芋が好きなのでよく買うのですが、これが種芋にもなるのです。
ただし、そのままだと困ることも。
というわけで、ここからの作業はこちらです。
- 1個80〜100g程度に切り分ける
- 切り口をよく乾燥させる
わたしが今回スーパーで用意した長芋は1本350g程度ありました。太い部分細い部分ありますが、目分量で均等になるように4分割しました。
それをカゴや網に入れて、ベランダに干しておきます。この時期はまだまだ乾燥していますし、陽射しも強くなってきているので2〜3日程度でOK。
ちなみに、1個80g前後にカットした種芋ですが、乾燥させた結果1個30gちょっとになっていました。
長芋は直接植えないで!
じゃがいもの場合は、種芋ができたらそのまま畑や土に植えます。しかし、長芋は根が出てくるまでに時間がかかります。調べると40〜50日程度かかるようなのです。
また、気温が低いと芽や根が出にくくなります。
3月末といえど、まだまだ夜は寒いこの時期。この辺りは温暖な地域に分類されますが、まだまだ畑の土は冷たいです。
というわけで「芽出し」の作業をプランターで行います。
長芋の芽出しに必要なもの
- プランター
- 川砂
- 長芋の種芋
芽出しの手順
- プランターに川砂を入れる(2〜3cmほど)
- たっぷり水やりする
- 長芋の種芋を並べる
- 長芋が埋まるくらい川砂をかける
- 保温・保湿のためにビニールをかける
我が家にあった奥行き20cmほど、幅65cmほどのプランターを利用しました。奥行きの狭いタイプのプランターを使ったので、種芋は一列に並べてあります。
川砂っておそらく公園の砂場の砂と同じだと思うのですが、とっても重たい…
プランターに砂を移すだけで一苦労しました^^;
おがくずなどでも芽出しできるようなので、そちらにすれば良かった…
プランターがそこまで大きくないので、かけたビニール袋は大きめのゴミ袋で十分です。1枚だと足りなない場合は、両方から2枚かければOK。
これで保温と保湿を狙います。
\残りは芝生の目土へ/
\カブトムシやクワガタの飼育にも/
あとは長芋の根が出るまで見守るべし
先にも述べた通り、長芋は芽が出るまで40〜50日かかります。
わたしが川砂へ埋める作業をしたのが3/27ですので、5/6〜5/16頃に芽がでる計算です。ただしこれが理想値です。
もしかしたらこのまま気温が上がってぐんぐん暖かくなればもっと早くに芽が出るかもしれませんし、逆に気温が低いと遅くなるかもしれません。
芽が出ず失敗したと思っても、もしかしたらあと何日か待てば出てくる可能性もあります。
忍耐が大事ですね。
芽が出たら次は畑へ定植します。芽出しが成功したら、畑への定植作業もここで紹介しますね。
長芋は土の中に埋めておけばある程度の期間は保存も可能な野菜です。夏野菜は成長が早く、うまくいくと嬉しい反面食べるのに苦労することも多々あります。
長芋は保存が効くので、自分のペースで食べられるのも嬉しいポイントです。
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