畑や庭で夏野菜を育てる方法には3つの方法があります。
- 苗を植える
- 種を植える
- 種から苗を作ってから植える
今回は3の種から苗を作って植えるに挑戦してみます。挑戦する野菜はトマトとズッキーニです。
育苗に必要なもの

種から苗を育てることを育苗と呼びます。今までプランターで細々とやっていたので、基本的にはいつも苗を買って植えていました。
育苗は初めての挑戦です!ドキドキ。
今回種から育てる野菜は、トマトとズッキーニです。
苗を買ってきて植えるのってお手軽です。野菜のプロが途中まで育てている、という信頼感もあります。ただホームセンターなどでは、苗自体の数が少なかったり、人気の野菜もしくは人気の品種しか置いてないことも多いです。
いざ苗を買う時期になって育てたい野菜の苗が売ってなかった場合に困ります。もう今更種から育てても遅いですしね。
トマトは「麗夏」、ズッキーニは「ダークヤングマン」を購入しました。
育苗ポットと土は家にあるお古を使いました。
発泡スチロールは、以前お魚屋さんでいただいたものです。何かに使えそうと取っておいたのですが、育苗ポット6個がぴったりと入りました。まさにシンデレラフィット!
発泡スチロールは必要?

発泡スチロールは、あった方がいいです!保温になりますし、防水もしっかりできるので家の中で育てることができます。
種が発芽するのに必要なもののひとつに温度があります。あとは、水と光だったかな。
種が入った袋の裏をみると、麗夏の発芽温度は20〜30℃、ダークヤングマンの発芽温度は25〜30℃と書いてあります。
さすが夏の野菜って感じの温度です。この温度を2〜3月に維持するのはなかなか難しいですよね。
自宅に簡易温室があればその中へ入れたり、温かい室内で育てる必要があります。ただ室内でも25℃や30℃は難しいかな。でもないよりは発泡スチロールの中の方が絶対温度が高いはず!
自宅に温度計がないのが残念笑
あれば、夏休みの自由研究のように、発泡スチロールの中の温度と外気の温度を比べたりできるんですけどね。
種まきの手順

手順といってもそう難しいことはなくて、ポットの底から土が出ないように網を敷いてから土を9分目くらいまで入れます。そして、水をあげます。
種のまく粒数や深さなどは全部種が入っている袋に記載されているので、書いてある通りにまきます。麗夏もダークヤングマンも1cmの深さに3粒と書かれていました。
ポットの真ん中あたりに深さ1cm、直径3cmくらいの穴をあけて、その穴に3粒ずつ種をまき、土をかぶせて上から少し圧着させたらおしまいです。
ちなみにあげるお水ですが、種をまいてからお水をあげると小さな種は流れてしまう可能性があるので、先に土を湿らせてから種をまきました。トマトはかなり小さな種でしたが、ズッキーニの種が意外と大きくてびっくり。ズッキーニは上からバンバンお水をあげても流れないかも笑
育苗発泡スチロール内の温度をあげるための工夫
最後にやっぱり発泡スチロールだけだと温度が足りない気がするので、育苗発泡スチロール内の温度を維持するために工夫してみたことを紹介します。
置き場所を床暖房+陽当たりの良いリビングにする

これが1番簡単だと思います。我が家のリビングはド南向きなので、冬は特に家の奥の方まで陽が入ってきます。午後になって西日になってくると、ちょっと暑いかもと思うくらいの気温にはなります。
それでもきっと20℃はないと思うので(あくまでわたしの感覚です、今めっちゃ温度計が欲しい笑)、床暖房の吹き出し口に置いてみました。
我が家の床暖房は、床自体が暖かくなるのに加えて、部屋の隅っこに吹き出し口があります。ここから温かい空気が出てくるのですが、そこの上に発泡スチロールを置いています。
時期的にはもうすぐ床暖房は終わりでいいかなと思っているのですが、まだ朝晩で冷え込むこともありますし、床が温かいととても幸せな気分になるので、もう少しお世話になろうと思います。
お湯をわかして空いているところに入れていく

お湯をわかしてコップやタッパなどに入れて、空いているスペースやポットの下に敷いておくのもおすすめです。
お湯は徐々に温度が下がってくるので、何回か交換する手間はありますが、改めて買うものもないですし、お手軽かなと思います。
家にいるとコーヒーを飲んだり温かい飲み物を飲んだりするのにしょっちゅうお湯を沸かしているので、その時に交換すればそこまで手間ではないかなと。
ただ2〜3日くらいは続けられそうだけど、ズボラで飽きっぽいわたしは徐々に面倒になりそう笑
必殺!ホッカイロをペタっと貼る

これが意外と使えるんじゃないかと思っています!貼るホッカイロを蓋や底などにペタッと貼っておく。ホッカイロって8時間くらいもつので、夜間の保温に特におすすめです。
1枚30円くらいですし、毎年冬の始めにたくさん買っておくので我が家では結構余るんですよね。昔は職場が寒すぎて毎日お腹や背中に貼って出勤していましたが、今は家でぬくぬくしているので使う機会も一気に減りました。
おそらく今家にあるのも2年くらい前に買ったやつなんじゃないかな…ホッカイロって実は使用期限がありますし、古いものだと袋に小さな穴が空いていたりして、いざ使う時にはすでに使えなくなっていることもあるので、1年くらい目安で買い替えた方が良いです。
なので我が家にある古いホッカイロちゃんは、育苗発泡スチロールの中で活躍してもらうことにします。
保温育苗発泡スチロール、発芽が楽しみ

発芽までの日数は種の袋に書かれていました。麗夏は4〜6日、ダークヤングマンは5〜7日とのことです。発芽するための温度がキープできた上で、他にもお水を切らさないようにするとか、色々気をつけないといけないんでしょうけれど、楽しみです。
気分はめいちゃんがお庭にどんぐりをまいたときのよう。「まだ出ない、まだ出ない…」笑
来週のブログで、発芽したよ!とご報告できるようにしっかり温度を維持してのんびり待ちたいと思います。
始めるまでは、種まくの面倒と思っていたけど、実際やってみたら理科の実験のようで楽しいことでした。
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