【失敗なし】自宅で簡単に作れる育苗発泡スチロールで夏野菜の種まき

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家庭菜園

畑や庭で夏野菜を育てる方法には3つの方法があります。

  1. 苗を植える
  2. 種を植える
  3. 種から苗を作ってから植える

今回は3の種から苗を作って植えるに挑戦してみます。

ホームセンターへ行くと店頭にたくさん苗が並んでいますよね。プロの農家さんがある程度まで育ててくれているので、苗から始める方が栽培自体は楽です。では種から育てるのはなぜ?

わたしが考える種から育てるメリットは、

  • コスパが良い
  • 失敗した場合に再度買いに行く必要がない(種はたいてい余ります)
  • 好きな品種が選べる

野菜を種から育てるメリットとは?

とうもろこしと枝豆の種が入っている袋

コスパが良い

ホームセンターの店頭には様々な野菜の苗や果物の種が売られています。物にもよりますが、苗はひとつ100〜350円くらいが相場かなと感じます。

種はというと、これも物によりますが1袋300円前後でしょうか。そして1袋の中には種がたーくさん入っています。

プランターでちょっとだけ育てるなら種を買ってもほとんど使いきれないので苗を買う方が良いです。しかし、畑や庭などある程度の面積を使って育てられるのなら、種を買った方が圧倒的にコスパが良いのです。

失敗しても再度買いに行く必要がない

もし種をまいて1週間以上経ってもなーんの変化もない場合…「失敗したなぁ」と思いますよね。種は袋の中にたくさん入っているので、失敗したと思った時にまたまけば良いのです。

わざわざ書い直すこともなく家に残っている袋の中の種を使えばおしまいです。

しかし、苗だとあまり余分に買ったりしないので、枯れた時には再度買いに行かなくてはなりません。やり直しがしやすいのも種から育てるメリットと言えます。

好きな品種が選べる

苗ってたくさん売っているように見えますが、場所を取るので品種はさほど多くありません。家庭菜園で人気のミニトマトやいちごなどが色んな品種が売っていますが、とうもろこしの苗、枝豆の苗というように売られていることも多いです。

しかし、種売り場へ行くととうもろこしも枝豆も4〜5種類売られています。収穫までの日数が短いもの・長いもの、甘みが強いもの・さっぱりしているものなど好みで選べます。

また、ミニトマトの苗はたくさん売っていますが大玉トマトの苗はとても少ないですが、種ならたくさん売っています。

苗は一般的なものしか扱いがないですが、種だと珍しい野菜に出会えることもあるので楽しさも広がるかなと感じます。

育苗に必要なもの

育苗に使う発泡スチロールとポット、網
育苗に必要なもの
  1. 育てたい野菜(品種)の種
  2. 育苗ポット(網もあれば)
  3. 発泡スチロールの箱

育苗ポットと土は家にあるお古を使いました。以前苗を買って植え替えたポットを捨てずに取っておいたものです。

発泡スチロールは、以前お魚屋さんでいただいたものです。何かに使えそうと取っておいたのですが、育苗ポット6個がぴったりと入りました。まさにシンデレラフィット!

このように種以外は家にあるもの、もらったもので野菜の育苗ができるのです。

発泡スチロールは必要?

発泡スチロール内のポットに土を入れたところ

発泡スチロールは、あった方がいいです!保温になりますし、防水もしっかりできるので家の中で育てることができます。

種が発芽するのに必要なもののひとつに温度があります。あとは、水と光だったかな。

種が入った袋の裏をみると、麗夏の発芽温度は20〜30℃、ダークヤングマンの発芽温度は25〜30℃と書いてあります。

さすが夏の野菜って感じの温度です。この温度を2〜3月に維持するのはなかなか難しいですよね。

自宅に簡易温室があればその中へ入れたり、温かい室内で育てる必要があります。ただ室内でも25℃や30℃は難しいかな。でもないよりは発泡スチロールの中の方が絶対温度が高いはず!

自宅に温度計がないのが残念笑

あれば、夏休みの自由研究のように、発泡スチロールの中の温度と外気の温度を比べたりできるんですけどね。

種まきの手順

ブラックズッキーニ「ダークヤングマン」の袋と種
  • ポットの底から土が出ないように網を敷く
  • 土を9分目くらいまで入れる
  • しっかり水をやって土を完全にぬらす
  • 種の袋に書かれてる通りに種をまく(1ポットの粒数や深さなど)

写真のダークヤングマンは1cmの深さに3粒と書かれていましたので、その通りにまきます。

水やりについてですが、種をまいてから水をあげると小さな種は流れてしまう可能性があるので、先に土を湿らせてから種をまくのがおすすめです。ズッキーニの種が意外と大きくてびっくり。ズッキーニは上からバンバンお水をあげても流れないかも笑

育苗発泡スチロール内の温度をあげるための工夫

最後にやっぱり発泡スチロールだけだと温度が足りない気がするので、育苗発泡スチロール内の温度を維持するために工夫してみたことを紹介します。

置き場所を床暖房+陽当たりの良いリビングにする

床暖房の吹き出し口の上に育苗発泡スチロールを置いているところ

これが1番簡単だと思います。我が家のリビングはド南向きなので、冬は特に家の奥の方まで陽が入ってきます。午後になって西日になってくると、ちょっと暑いかもと思うくらいの気温にはなります。

それでもきっと20℃はないと思うので(あくまでわたしの感覚です、今めっちゃ温度計が欲しい笑)、床暖房の吹き出し口に置いてみました

我が家の床暖房は、床自体が暖かくなるのに加えて、部屋の隅っこに吹き出し口があります。ここから温かい空気が出てくるのですが、そこの上に発泡スチロールを置いています

時期的にはもうすぐ床暖房は終わりでいいかなと思っているのですが、まだ朝晩で冷え込むこともありますし、床が温かいととても幸せな気分になるので、もう少しお世話になろうと思います。

お湯をわかして空いているところに入れていく

沸かしたお湯が入ったコップを発泡スチロールに入れているところ

お湯をわかしてコップやタッパなどに入れて、空いているスペースやポットの下に敷いておくのもおすすめです。

お湯は徐々に温度が下がってくるので、何回か交換する手間はありますが、改めて買うものもないですし、お手軽かなと思います。

家にいるとコーヒーを飲んだり温かい飲み物を飲んだりするのにしょっちゅうお湯を沸かしているので、その時に交換すればそこまで手間ではないかなと。

ただ2〜3日くらいは続けられそうだけど、ズボラで飽きっぽいわたしは徐々に面倒になりそう笑

必殺!ホッカイロをペタっと貼る

蓋の裏にホッカイロを貼っているところ

これが意外と使えるんじゃないかと思っています!貼るホッカイロを蓋や底などにペタッと貼っておく。ホッカイロって8時間くらいもつので、夜間の保温に特におすすめです。

1枚30円くらいですし、毎年冬の始めにたくさん買っておくので我が家では結構余るんですよね。昔は職場が寒すぎて毎日お腹や背中に貼って出勤していましたが、今は家でぬくぬくしているので使う機会も一気に減りました。

おそらく今家にあるのも2年くらい前に買ったやつなんじゃないかな…ホッカイロって実は使用期限がありますし、古いものだと袋に小さな穴が空いていたりして、いざ使う時にはすでに使えなくなっていることもあるので、1年くらい目安で買い替えた方が良いです。

なので我が家にある古いホッカイロちゃんは、育苗発泡スチロールの中で活躍してもらうことにします。

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保温育苗発泡スチロール、発芽が楽しみ

窓辺に置かれた育苗発泡スチロール

発芽までの日数は種の袋に書かれていました。ダークヤングマンは5〜7日とのことです。発芽するための温度がキープできた上で、他にもお水を切らさないようにするとか、色々気をつけないといけないんでしょうけれど、楽しみです。

気分はめいちゃんがお庭にどんぐりをまいたときのよう。「まだ出ない、まだ出ない…」笑

来週のブログで、発芽したよ!とご報告できるようにしっかり温度を維持してのんびり待ちたいと思います。

始めるまでは、種まくの面倒と思っていたけど、実際やってみたら理科の実験のようで楽しいことでした。

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