「スイカ割りがしたい!」
「スーパーで売っている大きなスイカだと食べきれない」
「スイカ割り用のスイカ、もっと安く手に入らないかな」
夏になると食べたくなるスイカ、自宅で育てられたらどうでしょう?
我が家ではプランターでスイカを育てています。工夫次第で、ベランダやプランターでスイカを育てることができます!
通常は、プランターで育てられるのはサイズの小さな小玉スイカと言われていますが、我が家では大玉スイカにトライ!理由は、近所に住んでいる友人が大玉スイカの種から苗を作ってくれたからです。
いただいた苗なので枯らすわけにはいかない!と半ば使命感とかられながら笑、大事に育ててきたのが良かったのかな。(ちなみに当の友人宅のスイカは途中で全て枯れてしまったそうです笑)
収穫まであとわずかとなったスイカ栽培を振り返って、大変だった5つのことを紹介していきます。
ちなみに、苗の植え付けから人工授粉までの記録を確認したい方は、以下の記事をご覧ください。
▼スイカ・植え付けから人工授粉まで▼
収穫間際だからこその大変さ、家庭菜園をされている方なら同感できるものがあるはず!
難しい人工授粉のタイミング
受粉を成功させるにはいくつかのポイントがあると言われています。
- 前日からよく晴れている日
- 午前中
- 雄花と雌花が同時に咲いている
7月上旬の天気が良い日の朝。
雌花と雄花が綺麗に咲いていたので人工授粉をしてみた結果、雌花の根元にあった赤ちゃんスイカがひとまわり大きくなりました。
どうやら無事に受粉が成功したみたいです。ちなみに、受粉がうまくいかなかった他の雌花は、花と一緒に枯れてしまいました。
その後も次々受粉が成功したら『スイカがたくさんできたら食べきれないな』と考えていたのですが、取らぬ狸の皮算用でした笑
我が家で受粉に成功して大きくなったスイカは1個だけでした。そもそも雌花自体3個ほどしか咲かず、それに対して雄花は3倍以上咲きました。そういうものなのかな?
雌花が咲いていないのに雄花が5〜6個咲いていたり、雌花が咲いたと思ったら雄花が1個も咲いていなかったり…タイミングが難しかったです。
どうしても雄花ばかりで雌花がない場合は、雄花をジップロックなどに入れて冷蔵庫へ。
雌花が咲いた時点で、雄花の花粉を受粉させることが可能です。どうしてもタイミングが合わない時は試してみてくださいね。
\使用しているプランターはコチラ/
スイカのつる整理
スイカにはくるくる巻かれたつるが伸びていきます。また葉っぱや茎なども細かい毛が生えているからかチクチクします。
このつるや茎などは、ものすごい速さで成長する時期があります。しばらく放置していたら、つると茎といろんなものが絡まってしまい…スイカお化け爆誕!!笑
絡まりを少しずつ取って、茎同士が絡まらないように間隔をあけて、何とかつるとチクチクをほどいて整理しました。
それと同時に、整理した茎と赤ちゃんスイカの下にすだれを敷きます。
スイカは成長していくと重たくなります。そのため、地面と接している部分が重みで傷んでしまうことが。
スイカの下が土であれば土壌に残った水分で腐ってしまったり、我が家のようにプランターから外につるを伸ばしている場合は下のコンクリートで傷がついてしまったり。
すだれは100円ショップで購入できるので、実ができはじめたら、早めに敷いておきましょう。
\育てやすい小玉スイカの紹介/
スイカは水分管理が難しい
スイカは、あまり水をやらなくて良いと言われています。水分たっぷり含んでいるように感じますが、水分が多すぎると甘みが少なくなってしまうようです。
しかし、畑の場合とプランターの場合では水分の保持力が違います。プランターは土の量が少ないので、夏場は特に土の乾きが早いです。
暑い日には、朝お水をたっぷりあげても夕方には土の表面はカラッカラ。そんなこともたびたびありました。
水やりするべきか、しないべきか…
「あんまり水やりはしない方がいいって言われているし、やめておこう!」
そうして、収穫が近くなって水やりを控えていたところ、葉がえらく細くカサカサになっていたことがありました。
葉は蒸散といって、水分を外へ出す働きがあります。葉を細くすることで、葉からの蒸散を防ごうとしていたのだと思います。
こうなるとかなりの水分不足が予測されます。
なので、暑い日続いた時は様子を見ながら、1日2回朝晩で水やりをしていました。
それでも気を抜くと、水切れしてカサカサになっていました。
プランターでの水やり加減が最後までよくわからず、難しいと感じました。
スイカの収穫はいつ?
あとは収穫を待つばかりなのですが、またここで困ったことが。収穫のタイミングがわからないことです。
ミニトマトは真っ赤になったら収穫できます。ミニトマトは一株にたくさんなるので、試しに収穫してみることも可能です。
スイカは中身が見えません。そして、我が家のスイカは唯一無二のスイカ笑!!
ひとつしか成長しなかったので、試しに収穫することもできず、一発勝負なのです。
一般的には、受粉してから50〜55日後と言われています。7月上旬に受粉したはずなので、おそらく8月20日前後が収穫だと思われます。
しかし確証がない…成長が遅くて育っていない可能性もあります。
開けてみないとわからない、という収穫のタイミングが不安の種でした。
収穫間際のスイカを守れるか?
動物たちは、収穫のタイミングがにおいなどでわかるようで…
カラスなどの鳥たちからも収穫間際のスイカを守らなければなりません!
我が家の周辺は、あまりカラスがいない(ゴミを荒らす被害が少ない)ように感じます。
東京に住んでいた時は、そこら辺をカラスが歩いていましたし、電線にたくさんのカラスが止まっていたと思います。
カラスがたくさんいるような地域で育てている場合は対策しておくことをおすすめします!
- バケツなどをかぶせておく
- 網でスイカを覆っておく
- 葉っぱで隠す
- キラキラしたものを吊るしておく
完全に太陽が当たらなくなったり、風通しが悪くなると高確率で腐ったりカビたりします。風通しだけは確保しておくようにしましょう。
収穫まであと少し!まとめ
受粉から55日後、計算上の収穫まであとわずか。
初めてのスイカ栽培はわからないことだらけで難しかったですが、いよいよあとは収穫を待つだけです。
今の大きさは直径18㎝ほど。大玉スイカの種のはずですが、サイズは完全に小玉スイカ!
しかし、収穫できるところまで育ってくれて本当に嬉しく感じます。
スイカ収穫までに大変だと感じたことをまとめておきます。
- 難しい人工授粉のタイミング
- スイカのつる整理
- スイカは水分管理が難しい
- スイカの収穫はいつ?
- 収穫間際のスイカの守り方
ひとつのスイカを守るために、毎日ヒヤヒヤしていたように感じます。
自宅で収穫したスイカで、スイカ割り大会をするのが今から楽しみです♪
▼収穫間際のスイカに起こった悲劇▼
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