2022年2月の半ばに、自宅から3kmほどのところにある農園をレンタルしました。
何を植えようかとわくわくしちゃいますよね笑
でも、最初にやることは野菜を育てる基礎の部分、土をふかふかにすることなのです!
目指せ!ふかふかで柔らかい土づくり
今回畑を耕すのに、用意した資材や農具たちを紹介します。
畑の土は、周りが水田なのでおそらく粘土質と思われます。あまり水捌けも良くない可能性が高いです。
なので、水捌けの改善は必須と考えて、しっかりバーク堆肥と腐葉土を入れていきます。
バーク堆肥(バークたいひ、英: Composted bark)とは、樹皮(バーク)を発酵させて作った有機質肥料で、土壌の膨軟化が主な用途である。
Wikipedia
土の改良剤とも言われている腐葉土には、具体的には「土の中に栄養素を取り込む」「通気性・水はけをよくする」「保温効果」の3つの効果があります。
https://nouki.dmm.com/blog/2019/03/26/huyodo/
このふたつはどちらも有機物のため、分解されて効果を発揮するのに時間がかかります。
また通気性や水捌けを良くする目的で使用するため、少し深めに土を掘り起こして混ぜ込むことにします。
バーク堆肥と腐葉土をまくための穴掘り
水捌けの良い畑にするための手順が以下の通りです。
- 畝を作るあたりを30cmほど掘る
- バーク堆肥、腐葉土の順に規定量を穴にばらまく
- 土と混ぜながら埋め戻す
またこの時に一緒に天地返しの作業も併せて行いました。
天地返しとは、農耕分野の用語で、深耕し、耕地の表層と深層を入れ替えることである。連作障害の回避にもつながるものである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/天地返し
深い部分の土を外へ出し、表面の土を中に入れ込むことで、土の栄養の偏りをなくしたり、眠っている害虫の卵や病原菌を減らす事ができるようです。
せっかく深く掘り起こすので一緒にやることにしました。
ただ、周りが水田の粘土質のためか、掘り起こすのが大変…畑をめいっぱい使いたくて端っこの方から掘り始めたのですが、元々あまり使っていない部分だったのでしょう。
かっちかちの土に、周りから雑草が侵食していてなかなか大変な作業になってしまいました^^;
なんとか30cmほど掘って、バーク堆肥と腐葉土を入れます。
土を戻す際には、周りから表面に出ていた土を集めて先に地中へ戻し、後から元々地中にあった土を戻すことで天地返しまで無事に終了です。
5m×5mの区画なので、長畝をあと4〜5本作りたいところ。同じ作業をあと4〜5回繰り返します笑
土づくり〜有機肥料と長畝作り〜
有機肥料は効果が出るまでに時間がかかるので、畝を作ったとしてもすぐに種まきはできません。
また、有機肥料は分解する時に熱を発するため、その時点で種をまいてしまうと熱にやられてしまうそうです。
今回使用した有機肥料は、牛ふんと鶏ふん、油かすです。
牛ふんは、「土の質を向上させたい」ときに、鶏ふんは「植物に栄養を与えたい」ときに使うと良いでしょう。牛ふんは鶏ふんよりも長くゆっくり効くので、有機質に富んだふかふかな土へと導いてくれます。
また「花や実を豊富に付けさせたい」ときは鶏ふん、「葉を茂らせたい」ときは油かす、というように使い分けると良いでしょう。
https://agripick.com/1481
牛ふん自体には、いわゆる肥料分はあまり含まれておらず、あくまで土をやわらかくするもの、鶏ふんは、リン酸を多く含むので実を食べる野菜向き、油かすは、チッ素が多く含まれるので葉物野菜という使い分けをするそうです。
ただ、作りたい野菜がたくさんあって決めきれないので、全て規定量の8割くらいのイメージで全体にまくことにしました。
- 土を耕して、牛ふん、鶏ふん、油かすを規定量の8割ほどまく(大体…)
- 均等になるように鍬で土と混ぜ合わせる
- 横60cmほどの畝を作るために土を盛る
- 綺麗に成形して、黒マルチを被せる
長畝作りのために必要なアイテム
今回長畝作りをするのに重要な資材は、木片です。ホームセンターの木材売り場で300円前後で売っています。横1mのものと、横60cmのものと2本用意しました。
マジックで10cm刻みに印をつければ完成です。
これは畝の横幅を測ったり、土を均したり、あとは、これからは、苗同士の間隔をはかるのに役立ちます。
綺麗な長畝作りのために
真っ直ぐ綺麗な長畝作りのためにこんなことをやってみました。
- 目盛り付き木片で幅60cmをはかる
- 作る長畝の四隅にマルチ止めを差しておく
- ビニールテープを長畝の長い一辺+αの長さで2本用意する
- 写真のようにまっすぐ張ってそれを目安に土を盛って畝を作る
これをやると、ど素人のわたしたちにもわりと綺麗でまっすぐな畝を立てることができました。
木片で畝の表面や脇の土を均して固めて、黒マルチを被せて、四隅と真ん中をマルチ止めでしっかり止めます。
マルチ止めで止めた部分以外のビニールの端っこは、小さなシャベルなどで土をかぶせてしっかり埋めます。
ピロピロしていると風で飛んでしまったり保湿力や保温力が下がるので注意です。
大玉スイカが作りたいので円錐畝も
スイカは水捌けが良い土で育つ野菜です。水捌けがあまり良くない土で作る場合は、高畝にするといいらしいのですが、長畝でさらに土を高く盛るのは大変なので、円錐状の畝を作りました。
ここでは、我が家のこどもたちが大活躍します。砂場のお山作りです笑
わたしたちが長畝を作っている間にふたりでシャベルで土を集め2つのお山を作ってくれました。高さ20cmくらいのお山ができたので、こちらにも黒マルチを被せておきました。
野菜作りの基礎部分が完成、次は…
ここまで完成するのに、丸2日ほどかかりました笑
夏野菜の植え付けは早い野菜で、3月中旬から下旬にかけてなので、有機肥料を混ぜ込んで1ヶ月近く経つ頃に植え付けができるのでちょうど良さそうです。
最近は、どこか買い物へ出掛けては、ホームセンターへ立ち寄り、野菜の種を買ったりしています。
自宅の庭に置いてある大きなプランターも1個空いているので、去年プランター栽培がうまくいったサンチュとサニーレタスを植え付けました。
サンチュやサニーレタスは結球しないレタスなので、外側から食べたい時に食べたい分だけ収穫できるので便利!!お庭やプランターで栽培するにはちょうど良い葉っぱたちです。
夏野菜の植え付けまでにまだ時間があるので、自宅で種まきして苗を作ったりして過ごすことにします。
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