毎年9月の半ば過ぎに楽しみにしていること。それは、生筋子入荷のニュース笑
わたしは小さい頃からいくらが大好きで大好きで。
小さい頃、祖父母が来ると近所のファミレスへ連れて行ってもらうのが定番でした。その時毎回注文していたのがいくら丼。
回転寿司へ行けば毎回最初と最後に2回注文するくらい大好きです♡
そんないくらの醤油漬け。3年ほど前から生筋子を購入して作るようになりました。
これが絶品すぎる!!
というわけでめちゃウマな「いくらの醤油漬け」の作り方や上手に作るポイントなどを紹介します。
まずは生筋子をGETする
いくらの醤油漬けを作る上で、1番大事な生筋子。なにはともあれ、生筋子を調達しないと始まりません。
スーパーでも売っていますし、コストコにも入荷したりします。
しかし、確実にGETしたい!
スーパーだと毎日毎日通わないと確実に買えないかもしれません。いざ見つけてもちょっと小さかったりしたら買うのを迷ってしまいます。
また生筋子って、血管のついた膜のせいで赤黒くて美味しくなさそうに見えませんか?いくらが大好きですが、美味しい生筋子を見極める目がない…
しかもスーパーって日常のものを買うので、生筋子が異様に高く見えてしまいます。いざ売っていても手を出せないことも^^;
そこでおすすめはネット通販でGETする方法です。特にお魚屋さんや漁師さんがやっているようなところから買うと安心です。
わたしたちは「角上魚類」のネット通販を利用しています。
こちらで会員登録をして「メールマガジンを受け取る」と、9月中旬頃のメルマガで「生筋子入荷しました!」的なお知らせが届くので、ほぼ確実に美味しい生筋子をGETできます。
角上魚類のネット通販には月に1回「角上の日」というのがあって、買い物が10%OFFになる日があります。
しかし、生筋子に関してはメルマガが届いたらすぐ注文がわたしとしてはおすすめ。年によっては生筋子の入荷と角上の日がほぼ一緒になることもあるので、そしたらラッキー!
生筋子は高いので1kg税込10,000円が角上の日に買えば9,000円になるのでお得です。
しかし、今年(2023年)9月の角上の日は9/27なので、1週間以上待つことになります。
いくら大好きなわたしは1年間ずっとこの日を楽しみに待っているのです笑。1日でも早く食べたい!!!
というわけで角上の日まで待たずに、メルマガが届いてすぐ注文!
約1.1kgの新物の生筋子をGETしました。
自家製いくらの醤油漬けの作り方
続いて作り方を紹介します。
いろんな作り方があって「これが正解!」というのがないのかなと感じています。そこで、毎年わたしはこうやって作っているよ、というのを紹介しますね。
まず美味しい漬けだれを作っておく
味の決め手となるいくらのつけだれを最初に作っておきます。我が家の味はすこーし甘めでとろっとしたたれです。良かったら分量など参考にしてみてください。
- 酒 大さじ3
- 醤油 大さじ5
- みりん 大さじ3
- 顆粒だし 小さじ1/3
濃いめがお好みであれば醤油か顆粒だしの量で調整してください。
全て小鍋の中に入れて、火にかけアルコール分を飛ばします。湯気にツンっとしたアルコール臭がなくなればOK。
あとはそのまま冷ましておきます。これでいくらの醤油だれは完成です。
筋子→いくらの洗い方を解説
生筋子からいくらへほぐす時に用意するものは以下の通りです。
- 生筋子(今回は約1.1kg、5個の生筋子が届きました)
- お湯(60〜70℃くらい。わかして2〜3分ほど置いたくらいの温度)400ml×5〜6回分
- 塩20gほど
- 筋子が全て入るボウルとザル
- ゴム手袋
わたしは最初の1回目だけお湯をきちんと400mlはかり、20gの塩とともにボウルに入れます。2回目以降はお湯のみで洗っています。
ゴム手袋をして塩を溶かしたら、いくらが湯に触れるように筋子を半分に割ってお湯の中へ沈めます。
1kg全部一気に入れてOK。
ここからは地道に筋子の膜や血管をきれいに取り除いていきます。
いくらって口の中に入れるとプチっとつぶれるので、とても脆いイメージがありませんか?
しかし意外と丈夫!かなり雑にこそぎとっても大抵いくらは無事です。安心してガツガツ作業を進めてくださいね。
1回目では、大まかに外側の膜を外すくらいのイメージです。まだまだいくらの周りに白くてべたっとしたものがくっついていますが、この作業を4回、5回と繰り返していくうちにきれいになります。
ざっと膜を剥がしたら、お湯を捨てていくらをザルの上にあけます。
2回目以降は先ほどもお伝えした通り、塩は入れず、お湯の量も適当です。
ザルにあげたいくらをボウルに戻して、いくらが隠れるくらいまでお湯を入れて、血管や膜の残りかすを地道に取り除いていきます。
取るべきものは白くてぶよぶよしているもの、ところどころ黒っぽいもの。全部が白くて、うすい膜のようなものは取らなくても大丈夫です。
最後は醤油だれの中にいくらを入れて漬け込む
最後は小鍋に作って冷ましておいた醤油だれの中に水切りしたピカピカに輝くいくらを入れて、冷蔵庫で漬け込むだけです。
新鮮な筋子ではあまり見られませんが、稀にアニサキスがいる場合があります。
アニサキスは肉眼でも見えます。また、何度も高温のお湯にさらしている上、お湯も何度も変えているのでおそらくいたとしても死んでいるか流されている可能性が高いですが、気になる方は味が沁みた頃(我が家では半日ほど漬けてから)冷凍してください。
24時間以上冷凍すればアニサキスは確実に死ぬそうです。70℃以上の加熱でも死にますが、お湯をかけているだけでは「加熱」とまでは言い切れないので、冷凍が確実です!
角上魚類が出しているいくらの醤油漬けのレシピでは「調味液を切ってから冷凍してください」と書かれていますが、我が家では毎年調味液ごと冷凍しています。
▼楽天レシピでも公開しています▼
ゴム手袋でできる、いくらをきれいにする裏技発見!
最後にわたしが今年のこの作業中に見つけた裏技を紹介します。
お湯を4〜5回変えて、白いぶよぶよをとりのぞく作業を繰り返して「もうほぼきれいになったな」と思ったら、ザルにあげてお湯を捨てます。
お湯からあげた状態でゴム手袋をつけたまま、再度いくらをかき混ぜたり、すくいあげてみてください。
そうすると、あらびっくり。取りきれなかった白い膜やぶよぶよがゴム手袋にくっつくんです。
大発見と感動しました!
これをキッチンペーパーで拭き取って、また最後ゴム手袋でぐるぐる、ついた白いものを拭き取る…
さきほどは白い薄い膜は気にしなくて大丈夫と伝えました。この白くて薄い膜は、残っていても出来栄えや味に影響しません。
でも取れるとつい取りたくなる♪面白いくらいゴム手袋にくっつくので、楽しかったです。
水切りをしながらゴム手袋でいくらを触るだけで、いくらの表面に残ったカスもかなり取り除けました。
最後の仕上げだと思って、水切りしている間にゴム手袋でかき混ぜて確認してみてくださいね。
冷凍したいくらの醤油漬け、いつまで食べられる?
食べたい時に冷蔵庫へ移しておけば半日もかからず、おそらく2〜3時間で解凍されます。冷凍庫にあれば食べたい時に食べられるので、1回分程度に小分けして冷凍することをおすすめします。
小分けにした方が解凍の時間も少なくなります。
冷凍したものは1ヶ月を目安に食べ切りましょう、と言われています。しかし、本当にいくらが重宝するのは12月のパーティーシーズンやみんなが集まるお正月というご家庭が多いと思います。
毎年我が家は9月(もしくは10月頭)に漬けて冷凍したいくらの醤油漬けを、お正月まで食べています。
自己責任でお願いしますとしか言えないのですが、風味や味が落ちた感じは全くしませんし、そのいくらを食べてお腹が痛くなった経験もありません。
もちろん早めに食べるに越したことはないのですが、お正月に帰省した時などに持って行くととても喜ばれます笑。
▼愛用しているiwakiのパックアンドレンジは冷凍もいけます▼
ハードルが高い?満足度の高い自家製いくらの醤油づけ
「生筋子は高いし、実際にやってみて失敗したらどうしよう」
「自分でいくらの醤油づけを作るなんてとても面倒そう」
わたしも最初はそうでした。自家製は美味しいだろうけど、市販で買っても十分すぎるくらい美味しいです。
確かに筋子からいくらにする時の面倒くささは多少あるかもしれません。わたしはこういう作業は好きなので全く苦ではないですが、肩こりや首こりすることはあります。
市販も美味しいですが、自分で漬けて半日ほどおいたものを味見した時のあの感動!!新鮮でプチプチ柔らかいですし、1kgあると気分的には「いくらの食べ放題状態」です。とても幸せな気分になります。
最初はおっかなびっくりでしたし、たくさんネットで作り方を検索していました。本当にいろんな作り方が出てくるんでよね。結局どの作り方がいいのかわからない。
多分正解がないんだろうなと思います。お湯でもほぐせるし、もっと低いぬるま湯でもほぐせて、塩入れてもOKだし入れなくてもOK。厳密には正解があるのかもしれないけれど、どんな作り方でもおそらくほぼ失敗しない笑。
だからこそいろんな作り方は存在するのだなと思います。でも最初に作りたいと思って検索する方にとってはそれでは困っちゃいますよね。
でも、本当にほぼ失敗しないです。熱いお湯で作ってもいくらの皮が固くなることもないです。
どんなやり方でもほぼ失敗しないので、ぜひ直感で「良さそうなレシピ」で作ってみてください。一口自家製のいくら醤油漬けを食べたら、きっと、毎年作りたくなること間違いなしです!
ちなみに今年は白だし漬けもちょっと作ってみました。刻みわさびと一緒に食べたら白だし漬けも絶品でした♡
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